26ky-27
| 永田 晴輝(有明3年)二塁 175/69 右/左 | |
甲子園で見るまではよく知らない選手だったものの、大舞台でのプレーで面白いと思えたのが、この 永田 晴輝 だった。 走塁面:☆☆☆★ 3.5 一塁までの計測タイムは左打席から4.1秒前後と、ドラフト候補としては基準レベル。ただし、そのタイム以上に、健大高崎戦では二盗・三盗を決めるなど積極的な走塁が光った。熊本大会では5試合で6盗塁を記録しており、50メートル5.8秒の脚力を有するという。甲子園でも4試合で5個の盗塁を決めてみせた。 守備面:☆☆☆★ 3.5 試合前のノックから軽快な動きが目立っていた。特に試合ではノーステップで併殺を成立させるなど、想像以上にスナップが強いのかもしれない。また、難しい体勢からでも無理に上から投げようとはせず、瞬時に横からの送球に切り替える機転の良さを持っている。 守備も走塁も、現時点ではずば抜けているわけではない。しかし、今後段階を踏んでレベルアップしていければ、それぞれでアピールできる領域まで到達できるかもしれない。ちなみに甲子園での4試合でも無失策で、熊本大会の5試合では1失策を記録している。 (打撃内容) 甲子園では 17打数6安打、そのうち3本が長打だった。左打席からコンパクトなスイングをする印象で、野手の頭を超える長打というよりも、外野の間に抜けるような長打を放つイメージがある。 <構え> ☆☆☆★ 3.5 左打席から足を引いて、グリップの高さは平均的。背筋を伸ばしつつバランスはそれなりで、特に両目でしっかり前を見据えることができている。それだけ錯覚を起こすことなく、球筋を追いやすい。 <仕掛け> 平均 投手の重心が沈みきった底のあたりで動き出す「平均的な仕掛け」を採用している。この始動は、ある程度の確実性と長打力を兼ね備えた中距離ヒッターや、勝負強さを売りにするポイントゲッターに多く見られるタイミングとなる。 <足の運び> ☆☆☆☆ 4.0 足をあまり引き上げず、地面をなぞるように回し込んでベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用している。始動から着地までの「間」はそこそこで、速球でも変化球でもスピードの変化にはそれなりに対応できる。アウトステップすることから、内角への意識が強いタイプの打者かもしれない。 踏み込んだ前の足は、インパクトの際にもブレない。そのためアウトステップでも、甘めの外角球や低めの球を拾うことができている。 <リストワーク> ☆☆☆ 3.0 打撃の準備である「トップ」の形を作るのは自然体で、力みなくボールを呼び込めている。ただし、バットを引くのが遅れないように注意したい。バットの入射角はそれほどインサイドアウトという感じではない。内角を綺麗に振り抜くというよりも、外角の球をきっちり捉える・拾うといった打撃の方が得意なのかもしれない。 特にまだスイングに鋭さや力感はそれほど感じられないので、今後そういった部分をいかに磨いていけるかだろう。 <軸> ☆☆☆☆ 4.0 足の上げ下げが静かなので目線の上下動は小さい。体の開きも我慢でき、軸足にも粘りが感じられる。ただし、軸足の内ももの筋肉は弱そうなので、ここを鍛えることで鋭いスイングや強い打球を身につけてほしい。 (打撃のまとめ) ボールを捉えるセンスには独特のものがあって面白い。その一方で、まだ強さや力感というものが不足している印象がある。そういった要素を、上のステージでしっかり身につけたい。 (最後に) 守備・走塁・打撃においてセンスは感じられるものの、そこまで凄みは感じられない。また、打撃には明らかにスイングの強さという部分で物足りなさを残すため、そういった部分を改善できればプロ入りは見えてくるだろう。現状は「全てにセンスが良い選手」といった感じではあるが、プロを想定すると明確な武器がまだない印象だ。そのため、高校から直接プロというよりは、大学などでワンクッション置いてからの方が妥当だと判断する。4年間でどこまで走攻守全てを追求できるのか見守っていきたい。 (2026年夏 甲子園) |
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