26dy-13





携帯版はコチラから



酒井 成真(日体大4年)左翼 177/86 右/右 (東海大菅生出身) 





 「全国大会でもホームラン」





 今春のリーグ戦では、5本塁打を放って注目された 酒井 成真。続く大学選手権でもホームランを放ち、日本代表候補合宿にも招集された。惜しくも代表とはならなかったが、充実の春を過ごした。


走塁面:
☆☆★ 2.5

 一塁到達タイムは、右打席から速い時で4.4秒前後。これを左打者に換算すると、4.15秒前後に相当する。そのため、ドラフト指名される右打者としては 
平均〜中の下 ぐらい。この春のリーグ戦では盗塁も記録しておらず、基本的に走力でアピールするタイプではないのだろう。

守備面:
☆☆☆ 3.0

 大学候補合宿では、レフトやライトを守っていた。ノックなどを見ると守備範囲や打球への反応などに特別目立つものはなかったものの、肩は思いのほか普通で、肩が弱いからレフトを守っているといった感じではない。特に、
丁寧で正確に中継まで送球できており、守備への意識も決して低くない。今春のリーグ戦でも失策は記録していない。





(打撃内容)

 この春のリーグ戦では、
5本塁打・13打点・打率.375 の好成績を挙げた。フォーム分析をして、今後の可能性について考えてみたい。


<構え>
☆☆☆ 3.0

 右打席から両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップを高めに添えた強打者スタイル。お尻をかなり引いて構えるので、全体のバランスとしては少し癖がある。それでも、
両目で前を見据えられているので、錯覚を起こすことなく球筋を追いやすい。

<仕掛け>
遅め

 投手の重心が下がりきった底のあたりで、一度ベース側につま先立ちする。しかし、そのすぐあとに動き出すため、始動のタイミングとしては「遅めの仕掛け」ぐらいであり、遅すぎることはない。

<足の運び>
☆☆★ 2.5

 小さくステップして、ベースから離れる方向に踏み出すアウトステップを採用している。始動から着地までの「間」は短く、あらかじめ狙い球を絞り逃さないことが求められる。アウトステップすることからも、内角への意識の方が強そうだ。

 気になるのは、外角の球でも踏み込んだ
足元が動いてしまうこと。それだけ引っ張りたい意識が強いのだと思うが、こうなると逃げていく球や低めの球への対応が気になるところだ。

<リストワーク>
☆☆☆ 3.0

 バットを引くのは自然体で、力みがないのは良いところ。しかし、始動が遅い分、立ち遅れないように注意したい。決してインサイドアウトにバットが出てくる感じではないが、内角寄りの球に対しては
肘をうまくたたんでさばけていた。

 スイング軌道も大きめで、フォロースルーでグリップを高い位置まで引き上げていく感じだ。そのため、ボールを
カチ上げるように角度をつけて飛ばすことができている。自分のツボを持っており、そこに来た球をホームランにするのがうまい。

<軸>
☆☆★ 2.5

 足の上げ下げは小さいが、目線の上下動は並ぐらいである
。体の開きが我慢できず、外角への対応が気になるところだ。また軸足も前に傾いており、前に突っ込むのも注意したい。

(打撃のまとめ)

 構えからスイングに至るまで、かなり個性的なバッティングをしている。そのため、そういった
個性を尊重してくれる環境で野球を続けたい。自分のツボを持っていることは大きな強みである一方で、逃げていく球や低めの球への対応をもう少し見極めてみたい。


(最後に)

 想像以上に、走力も守備も悪くなかった。売りにできるほどではないかもしれないが、許容範囲とみることもできるだろう。貴重な「右打ちの一発屋」という魅力はあるが、秋までその能力を見極めていきたい。


蔵の評価:
追跡級!


(2026年 平塚合宿)