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| 福原 聖矢(明治大)捕手 167/71 右/右 (東海大菅生出身) | |||||||||||||||||||
160センチ台の小柄な体格ながら、グランドをところ狭しと駆け回る 福原 聖矢 。こういった選手が一人は、チームにいて欲しいと思わせてくれるガッツマンなのだ。 (ディフェンス面) とにかく動作の切り返しが素早く、動きの良い捕手といった感じのプレーヤー。特に細かく投手の気持ちを察するとか、「オレについてこい」的に投手をガンガン引っ張ってゆくタイプでもありません。ただ、必要なところではしっかり指示し、また常に次に起こりうるシチュエーションを想定しながら、プレーを行うことができています。 キャッチングもしっかりしていますし、ワンバウンドするような球にも素早く反応。特に捕ってから投げる動作までが素早く、二塁まで1.8秒台中盤で到達します。圧倒できな地肩の強さで魅了するというよりも、動作の素早さでアウトにできる選手です。ことディフェンスに関しては、プロでも充分にやって行ける能力があるとみています。 (打撃内容) 今春のリーグ戦は打率.302と、打撃面でも大きな弱点は見当たらない。法政大戦で決勝犠牲フライを放つなど、状況に応じた打撃ができていた。隙があれば即座にセーフティバントを仕掛けるなど、野球センスと視野の広さも持ち合わせている。
<構え>(☆☆☆ 3.0) 右打席で前の足を少し引き、グリップ位置は平均的。腰は深く沈んでいるが、やや前傾気味でバランスとしては少々癖がある。それでも両目でしっかりと投手を捉えており、球筋を見極める眼は備わっている。 <仕掛け> 遅すぎ仕掛け 投手のリリース直前に始動する「遅すぎる仕掛け」を採用している。日本人の筋力やプロの球速を考えると、この始動の遅さで対応するのは難しい。 <足の運び>(☆☆☆ 3.0) 小さくステップし、ややアウトステップ気味に踏み込む。「間」を取りにくい「点」でのスイングになっており、狙い球を絞って仕留める鋭さが求められる。 踏み込み時に前の足がブレないため、変化球や低めの球に喰らいつける強みがある。その反面、引っ張る際にも足元が開かないため、腰の回転が阻害され窮屈なスイングになる場面が見られる。 <リストワーク>(☆☆☆★ 3.5) トップを早めに作り、始動の遅さを補っている。バットの入射角にロスがなく、インパクトまでスムーズに振れている。ヘッドが下がらないためフェアゾーンに打球が飛びやすく、スイングの弧の大きさが強烈な打球を生み出している。 <軸>(☆☆☆★ 3.5) 足の上げ下げが少なく、目線の上下動も少ない。体の開きを我慢でき、軸足の形も崩れないため、軸回転でスイングできている点は良い。 (打撃のまとめ) 始動の遅さと、引っ張り時の足のロックによる腰の回転不足が改善点として挙げられる。この二点は、プロの投手と対峙した際に率を残せるかという点で、一抹の不安を残す。ただ、アウトだとわかる打球でも、一塁までけして勢いを緩めない全力疾走は、何かただでは転ばないものを感じさせてくれるに充分でもある。 (最後に) チームの士気を高めてくれる、そんな「ムードメーカー」としての期待も高いガッツマンだ。プレースタイルや存在感は、ポジションこそ違えど、大学時代の 田中幹也(亜細亜大-中日)を捕手にしたような印象を受ける。 チームの不動のレギュラー奪取までは不透明だが、チームの危機を救う役割や、隙間を埋める貴重な存在として輝けるはずだ。長く球界で生き残れる、強い生命力を感じさせくれる選手である。 蔵の評価:☆☆(中位指名級) (2026年 春季リーグ戦) |